友人やママ友、職場など、身の周りでマウンティングしてくる人はいませんか。
無意識にマウンティングをする人もいれば、わざわざマウンティングしてくる人もいますよね。
サステナブルが注目さている今、「サステナブル・マウンティング」というのが増えているのはご存知ですか。”地球の為” ”環境の為”と何かに理由を付けて、マウンティングしてくる人は上手く付き合う方法とは?
マウンティングとは
マウンティングとは、自分の方が相手よりも立場が上であること、また優位であることを示そうとする、行為や振る舞いのこと。特に、対人関係において、自分の優位性を示そうと自慢したり、相手を貶したりすることを指す。
引用:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書「マウンティングとは」
マウンティングは元々、”乗る・登る・またがる”を意味する「mount(マウント)」から名付けられた言葉で、サルなどが、相手に馬乗りになって自分が上だと証明する行為が語源となっています。
最近ではよくTVや雑誌などで「マウンティング女子」「マウンティング男子」などと、相手よりも自分が優位な立場である発言をしたり、アピールするような人に対して用いられるようになりました。
サステナブルマウンティングとは
サステナブルが注目されている今、暮らしの中で地球に優しい行動を取り入れている方も増えてきましたよね。
「サステナブル・マウンティング」とは、そんなサステナブルな取り組みをしている自分のことを、相手よりも優位な立場である発言をしたり、アピールしたりする人のこと。
地球に優しい行動を取ることは素晴らしいですし、次の世代の為に地球を守っていくことは大切なことだと思います。しかしあくまでもサステナブルは、人に何かを強制したり、していない人に対して嫌味なコトを言うのはちょっと違いますよね。。
サステナブル・マウンティングする人の心理
スゴイと言われたい・認められたい
マウンティングする人は、人からスゴイと言われたい、羨ましがられたいなど、“承認欲求”が強い傾向があります。
他人よりも良い物を持っているとか、沢山の人に好かれているとか、他人より優位な立場にいることや注目されることで、自分を価値ある人間だと思いたい人たちです。
最近は、「いいね!」をもらって他人から認められたいという若者のSNS疲れなどがニュースなどでも話題になりましたよね。
プライドが高い
その他に、マウンティングする人の特徴として「プライドが高い人」も挙げられるでしょう。
プライドが高い人は、裏を返せば自分に自信がなく、他人からどう思われているのか気になって仕方がない人です。その為、否定されたり、バカにされるのが怖いので、つい虚勢を張ってしまうのです。
このようなタイプは、知らないのに知っていると答えたり、やっていなのにやったと答えたり、自分を実際以上に大きく見せようと見栄を張ってしまう人とも言えますね。
プライドが高い人は、言い方がついキツくなってしまったり、上から目線で話してしまう傾向がありますよね。
自己中心的
マウンティングする人の特徴で忘れてはいけないのが「自己中心的なタイプ」
通称、自己中と呼ばれる人は、物事を自分中心に考えることしかできないタイプです。このようなタイプは、自分が正しいという考えが根本にあるので、相手の意見を尊重したり、相手の立場になって物事を考えるのが苦手です。
常に自分の気持ちを優先してしまうので、自分とは違う価値観ややり方を否定する傾向にあります。
持続可能な社会を目指すには色々な方法やその人なりのペースがあるので、自分とは違うやり方でも尊重すべきですよね!
サステナブル・マウンティングする人の特徴
相手より優位に立つ発言や自慢話が多い
「彼氏が食にうるさくて。行くなら国産のオーガニックスーパーか、厳選した良い物だけをお取り寄せしてるんだ。出来るなら○○ちゃんみたいにフリーに戻って、たまには手抜きしたいな」
はい。
イラ立ちポイントの1つ目、赤線の部分です!
「オーガニック=高い」というイメージを持っている方って多いですよね。
確かに、オーガニックは、農薬や化学肥料などの薬を使用せずに育てているので、薬を使う農作物よりも害虫のリスクが高くり、手間と時間がかかってしまいます。労力も人手もいるのに、大量生産ができないので、どうしてもオーガニック食品は料金が高くなってしまうんですね。。
オーガニックを積極的に取り入れるのは、農薬による地球への影響を考えると良いことだと思いますが、全ての食材をオーガニックだけで揃えるのは中々金銭的にも難しいですよね。
このように自分は金銭的な余裕があると自慢してくるような人っていますよね。
人によっては自慢ぽく聞こえてしまいますよね。
はい、では次のイラ立ちポイント、その②です。
これは完全にマウントとっていますよね。
毎日食がうるさい彼氏の為に料理を作ることが、面倒臭いと愚痴を吐きながらも、恋人がいない友達をちょっと下に見ている発言ですよね。
上から目線な発言やアドバイス
「えっ、まだペットボトル買ってるの?今の時代マイボトルは常識でしょ」
いやいや、ほっといて。
マイボトルを持ち歩くのも、サステナブルな行動の第一歩ですが、マイボトルを持っていない人もまだまだ大勢います。マイボトル持つタイミングは人それぞれなので、持っていない人にそんな言い方をしてはいけません。
「コンビニで袋貰うの?お金勿体ないし、それエコじゃなくない?」
いやいや、ほっといて。
マイボトル同様、エコバックを持っていない人もいます。もしくはその時、たまたま持ち合わせていなかっただけかもしれません。レジ袋貰う人に対して、キツく言い過ぎるのは止めましょうね。
相手の事情も考えずに、キツく言うのはダメ!
「SDGsバッジ付けてないの?付けとかないと時代に乗り遅れるぞ」
SDGsバッジを付けることは、何かのアピールだったり、判断基準になる場合もあります。
ビジネスパーソンにとってはたかがバッジ、されどバッジかもしれませんが、他人に強要したりバカにする材料ではありませんよね!
「君の働いている会社はSDGsに取り組んでいる?取り組んでいない会社じゃないとダメでしょ」
最近では、就活でも「その企業がSDGsに取り組んでいるか」どうかで選ぶ学生もいます。
それぐらいSDGsに取り組む企業やお店は増えてきましたが、それぞれの会社やお店の方針、やり方があるので、頭ごなしに否定するのはやめましょう。
就活生も同様に、同級生が受ける企業に対して、マウント取らないようにしましょうね。
悟りを開いちゃった系
「不要なもの手放したら、何だか直感が冴えてきたような気がするの。○○ちゃんもいらないものを早く手放し方が良いよ!ね!」
いやいや、、
直感が冴えてきたのはあくまでも個人の考えや経験なので、人に強要することではありません。。
「私たちは海や森や生き物たち、全ての恩恵で生かされていると思うの。ホラッ!空も太陽もこんあなに輝いていてさ、道路に生えている雑草も、虫もね、、、」
いますよね、こうゆう人。
私たちは海や森や生き物たち、全ての恩恵で生かされていると思いますが、だからといって、聞いてもいない事を延々と語られるのはしんどいですよね。
それぞれの価値観や捉え方があるので、自分の意見ばかり言うのはやめよう
人からの意見を聞き入れない
「何でお肉を食べるの?信じられない!君は動物がかわいそうだと思わないのか」
ベジタリアンやヴィーガンになるキッカケは宗教や健康上の問題、環境問題など様々ですが、「お肉を食べる人=悪」と決めつけて、攻撃するのはちょっと違いますよね。
畜産業が地球環境に与える影響は非常に大きいと言われており、最近ではベジタリアンやヴィーガンになる人が増えることは、地球環境にも良いことなのではという声も高まっています。
しかしベジタリアンやヴィーガンになるのも、個人の選択ですので、無理に強要したり、批判するのはやめしょう。
「あれ必要ないでしょ。こんなの邪魔だから早く捨てなよ!」
自分にとっては不要な物でも、誰かにとっては思い出が詰まった宝物かもしれませんよね。
必要ないと決めつけるのはやめましょう。
相手に配慮した発言や行動をしましょうね!
サステナブル・マウンティングの対処方法
サステナブル・マウンティングしてくる人に対して、ストレスを感じてしまう人も多いはずです。
そんな人への対処方法をいくつかご紹介します!
軽く聞き流す
マウンティングしてくる相手に対して、不快感を感じるかもしれませんが「この人はただ褒められたいんだな」「認めてもらいたくて、必死に頑張っているんだな」ぐらいに思って軽く聞き流しましょう。
「へ~、すごいね」「そうなんだ。ふーん」と、薄く反応することで、相手も自分が望んでいる反応が返ってこないと気が付くと、「この人にはマウントの取りがいがない」と、少しずつマウントしてこなくなってきます。
とにかく、心を無にして聞き流すのが一番!
冗談で言い返したり、嫌だと伝えてみる
わざとマウントを取ってくる相手もいますが、中には無意識でマウントを取ってしまう人もいます。
言い返すのはちょっと勇気がいるかもしれませんが、「えー何かそれ、マウントっぽいよ!止めて~」と冗談で言い返すのもありでしょう。
もしくは「そういう言い方は、ちょっと嫌だな」と気持ちを正直に伝えることで、相手が気付いてくれる可能性もあります。
できるだけ距離を置く
聞き流しても、嫌だと伝えてもマウントを止めない相手とは、さっさと距離を置いてしまいましょう。
仕事場や学校行事など、どうしても関わらなければいけない時は、最低限の付き合いだけにして、関わらないのが一番です!
どんどんストレスが溜まっていかないうちに、早く逃げちゃいましょう!
まとめ
男女関係なく、どこのコミュニティーでもマウンティングしてくる人っていますよね。
そのような人に対処するには、相手が変わってもらうのを待つよりも、自分で上手い対処方法を身に着けた方が早いと言えるでしょう。