人生最良の日の一つでもある結婚式。
特別な日だからこそ、自分たちの為だけでなく、環境にもハッピーなものを選んで、優しく思いやりに溢れた式を挙げてみませんか?
結婚式もサステナブルな波が来ている
一生に一度の結婚式。
結婚式は自分たちが気に入った式場で、憧れのウエディングドレスを着て、大切な家族や友人たちに感謝の気持ちを伝える特別な1日にしたいもの。
そんな特別な日だからこそ、「自分たちらしさ」にとことんこだわりたいですよね。
結婚式も時代の流れや景気によってどんどんスタイルが変化してきて、バブルの時代は「ハデ婚」、その後は「地味婚」「無し婚」と続き、近年ではゲストの方に楽しんでもらえるような「おもてなし婚」の人気が高まっています。
最近ではSDGs(持続可能な開発目標)への注目の高まりとともに、ウェディング業界も「サステナブル」や「エシカル」が注目され始めていて、徐々に環境に配慮したウェディングを提案する企業も増えてきました。
エシカルウェディングとは
エシカル(ethical)とは「倫理的」「道徳上」という意味の形容詞。
エシカル消費とは「法律的で決められたルールではないけれど、多くの人が正しいと思うような行動をすること」です。
これまで私たちが商品を購入する時に”誰がどのようにして作ったのか”、”どのように運ばれてきたのか”など、考えることはありませんでした。でももしかしたらその商品を作るために、多くの動物や子供が犠牲になっていたり、環境に優しくないことをしているかもしれません。
私たちはそういった背景や繋がりを考えて、これからは人々や環境に配慮した商品を選ぶことが大切です。
結婚式は沢山の飾りつけや、豪華なお料理、華やかなドレスなどハッピーで溢れています。
だからこそ、そのハッピーを自分たちの為だけでなく、環境にもハッピーなものを選んでみてはいかがでしょうか。
毎日身につける結婚指輪だからこそサステナブルナものを
2人の絆や愛、そして人生を結びつける結婚指輪。
毎日身に着けるものだからこそ、飽きの来ないデザインと付け心地、そして環境に配慮されたものだと良いですよね。
婚約指輪や結婚指輪としても人気が高い「Tiffany&Co(ティファニー)」
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世界的に有名なジュエリーブランド「Tiffany&Co.(ティファニー)」。婚約指輪や結婚指輪としても人気が高いブランドですよね。
実はTiffany&Co.(ティファニー)もサステナブルに取り組むブランドの一つ。
ティファニーブルーと呼ばれる有名なボックスは、適正に管理された森林から産出した木材のみに認証される「FSC森林認証」された紙を使用しています。ダイヤモンドの採掘から加工まで全てにおいて透明性を目指すと共に、鉱山労働者からジュエリー製作者まで働く人たちの人権や労働を守り、多様性を認めることを宣言しています。
毎日楽しめるファッショナブルなエシカルジュエリー「GYPPHY(ジプフィー)」
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エシカルな宝石“モアサナイト”を使用したジュエリーブランド「GYPPHY(ジプフィー)」
“モアサナイト”とは1893年にアメリカのアリゾナ州に落ちてきた隕石から発見されたもの。ダイアモンドに勝らない輝きと透明度ですが、価格がダイアモンドに比べてお手頃なので、アメリカでは人気が高まっている宝石です。
宝石の採掘には大規模な鉱山開発でCO2を多く発生させる場合があり、それが地球温暖化の要因にもなっています。また鉱山では労働環境も整っておらず、児童労働も問題となっています。それに比べてモアサナイトはCO2を発生させないので、エシカルジュエリーとして注目を集めています。
またGYPPHY(ジプフィー)では「FSC認証材」されたジュエリーボックスや保証書を採用、脱プラスチックテープの使用を徹底しています。
ウェディングドレス選びもエシカルな1着を
女性にとって一番のお楽しみはやはりウェディングドレス!!
憧れのウェディングドレスは、自分が「これだ!」と思うお気に入りのドレスを着たいものですよね。一生に一度のウェディングドレスは、デザインだけでなく素材にもこだわっているウェディングドレスを見つけましょう。
サステナブル素材を使ったウェディングドレス「Nuance (ニュアンス)」
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「自分で着たい」を大切にしたウェディングドレス・ブランド「Nuance(ニュアンス)」
神奈川県・鎌倉にあるアトリエで一着一着手作りされているドレスは、どれも優しくて温かみを感じるデザインばかり。2021年 AUTUMN Collectionより「サスティナブルライン」をリリース。エシカルではない素材や作り方での大量生産品ではなく、素材や資材調達、製造から配送まで全てにおいてサスティナブルへの取り組みに切り替えていくと発表しました。
サスティナブルラインでリリースされたドレスは、表地は再生ポリエステル100%、裏地はキュプラを使用。キュプラは廃棄予定の綿の未使用部分で作られた繊維です。植物系の再生繊維の為、微生物によって分解され、焼却の際にも有害物質が発生しないエコ素材です。
HP : https://www.nuancedress.com/
Instagram : @nuancedress
Instagram : best.day.ever_official
ヴィンテージドレスToi et Moi (トワ・エ・モア)
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ヴィンテージを活用するのもサスティナブル・エシカルの行動のひとつ。
東京都 表参道にお店を構えるヴィンテージウェディングドレスショップ「Toi et Moi(トワ・エ・モア)」では、スタイリスト自身がアメリカのロサンゼルスを中心に、10年以上の歳月をかけて一つ一つ厳選して集めたというヴィンテージのウェディングドレスはどれもアンティーク品という一点モノ。
当時ならではの縫製やパーツ使いなど、ヴィンテージでしか味わうことの出来ない温かみと個性があります。人とは被らないドレスを着れるだけでなく、時代を越えてまた新たな命を吹き込んでいくのもステキだと思いませんか。
結婚式場は自然の風景の力を借りるのもアリ
自然のロケーションを活用しよう
ガーデンウェディングやビーチウェディングなども、エシカルウェディングに繋がります。自然のロケーションを活用することで、豪華な飾りがなくても絵になりますよね。
屋外でのウェディングは季節や天候に不向きな点もありますが、、広々とした開放的な雰囲気の中で行う式は屋外ならではですよね。
地元の結婚式場であげよう
地元の結婚式場にすることで、移動距離もグッと減りますよね。
バスや電車などの利用を減らすことでCO2排出量の削減にも繋がります。
招待状も環境に配慮したもので
結婚式の日取りが決まったら、早速結婚式の準備です!
ゲストへの最初のおもてなしでもある招待状には、リサイクル紙やFSC認証、バナナペーパーなど環境に配慮した紙など、環境に配慮したサステナブルな紙を使用してみましょう。
エシカルペーパー招待状「fitau(フィタウ)」
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招待状や席次表などのウエディングアイテムを取り扱うペーパーブランド「fitau(フィタウ)」
「環境を守る=ペーパーレス」という考えが一般的だと思いますが、fitau(フィタウ)は紙がもたらす「重み・質感・あたたかみ」によって、新郎・新婦からゲストへの感謝やおもてなしの心を伝える大事なものだと考えられています。その中で「紙」で出来るサステナブルな取り組みに力にもいれています。
fitau(フィタウ)が取り扱う「バナナペーパー」は、今注目を集めているサステナブルペーパーです。バナナペーパーは、廃棄予定のオーガニックバナナの茎から取ったバナナ繊維を原料とし、日本の和紙の生産技術を用いて作られた「フェアトレード」の紙。環境に配慮したものだけでなく、アフリカの貧困層の村に雇用を生み出すものとしても活躍しています。
WEB招待状サービス「DEAR(ディア)」
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サステナブルな紙以外にも、ペーパーレスな方法として、メールやSNSで送れるWEB招待状サービスを活用するもおススメです。
WEB招待状サービス「DEAR(ディア)」は、環境に配慮したペーパーレスというだけでなく、結婚式の準備で忙しい新郎・新婦の手間やコストを減らすことも出来るメリットも!!結婚式や披露宴、二次会などの招待状の他に、お礼状が作れるサービスもあり、2019年にはGOOD DESIGN賞も受賞しています。
価格は無料お試し版、招待状シングル¥6,800、ベーシックプラン¥9,800、使い放題プラン¥14,800の4種類から選ぶことができます。
キャンドルで幻想的な光を演出してCO2を減らそう
明るい電気の下で挙げるウェディングも素敵ですが、照明を落としてキャンドルの灯りで挙げる式も幻想的でいいと思いませんか。
最近では自然素材を使用した環境にも人にも優しいキャンドルが沢山発売されているので、キャンドルでさらにロマンチックな雰囲気を演出しましょう。
一つ一つハンドメイドで製作された「yenabell(イェナベル)」
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ニューヨーク発のハンドメイドのキャンドルブランド「yenabell(イェナベル)」
yenabell(イェナベル)のキャンドルは、一つ一つハンドメイドで製作された100%ナチュラルのキャンドルです。人気シリーズ「Sleeping Lady(スリーピングレイディ)」は、天然のソイワックスと、蜜蝋(ミツロウ)、ココナッツワックスベースに、エッセンシャルオイルが香り付けされたフレグランスキャンドルです。幻想的な空間を演出してくれそうです。
Instagram : @yenabell_
食事中に安心して使えるキャンドル「SHEEP(シープ)」
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愛知県名古屋市にあるデザインオフィス「SHEEP DESIGN Inc.」が手がけたソイキャンドルブランド「SHEEP(シープ)」。
SHEEP(シープ)のソイキャンドルは、厳選した天然素材のみで作られており、キャンドルの外側に装飾されたお花は、花屋さんで捨てられてしまう生花をひとつひとつ丁寧にドライフラワーにしたものを利用しています。天然素材のみで出来ているので「お食事中にも安心して使えるキャンドル」です。
フラワーロスをなくそう!会場や花嫁を彩るブーケ
フラワーシャワーや、両親への花束贈呈、ブーケトスなど、お花は結婚式に欠かせないものですよね。でも今、お花の廃棄問題(フラワーロス)がとても問題になっています。
出荷前に形が規格外とされて除外されたり、生花店で売れ残ったりして捨てられてしまうお花が多いので、結婚式でフラワーロスの力になれたら嬉しいですよね。
自然と人が調和できるブーケ「Futur Nostalgique(フュチュールノスタルジック)」
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フラワーショップ兼雑貨店の「Futur Nostalgique(フュチュールノスタルジック)」
Futur Nostalgique(フュチュールノスタルジック)は、自然環境や人に優しい商品、花や植物のある暮らしを楽しむ、自然と人が調和した”懐かしい未来”を目指しているお店。エシカルやフェアトレードにも力を入れており、東京、パリで花仕事の経験を積んだフローリストとオーガニックコーディネーターが作り出すセンス抜群のブーケは、ウェディングで持ちたくなるような作品ばかりです。
食品ロスを減らす為のお料理の工夫
地産地消の食材を選ぶ
結婚式のお料理は積極的に地産地消の食材を選びましょう。
地域の食材だと長距離 運ばなくていいので、新鮮な食材を食べれるだけでなく、配送するエネルギーの節約になります。環境にも優しい上に、地域の活性化にも繋がるのでぜひ取り入れたいですね。
食べたい分を自分で決められるビュッフェ形式に
結婚式のお料理は一人ひとり分けられたコース料理が一般的ですよね。
ですが、食べられる量は人それぞれ。
ビュッフェ形式にすることで、自分で食べられる量を調整することができますよね。食べられる量だけを取り分けることで、食べ残しもなくなるので食品ロスも減らせます。
また全てを一人ひとり取り分ける必要がないので、食器を洗う手間や洗剤を使う量も少なくなります。
お皿もエコな素材のものを。土に還る素材で出来た「WASARA(ワサラ)」
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お料理を盛り付けるお皿もエシカルなものを選びましょう。
竹とサトウキビの繊維で作られた非木材製の紙の食器を取り扱う「WASARA(ワサラ)」。WASARA(ワサラ)の紙食器は土に還る素材から作られています。埋めると微生物の働きによって分解され、90日で土へ還るので、環境に優しいお皿です。
引き出物やプチギフトはオガーニックやフェアトレードの商品を
地球に敬意を払うビューティーライン「john masters organics(ジョンマスターオーガニック)」
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オーガニック&ナチュラルな製品を取り扱う「john masters organics(ジョンマスターオーガニック)」。引き出物としても人気があるjohn masters organics(ジョンマスターオーガニック)の商品は、農薬や化学肥料を使わずに栽培され、収穫されたオーガニックでナチュラルな原料を使用しています。
「地球に敬意を払うビューティーラインを」という環境に負担をかけないモノづくりをコンセプトに、生分解性を考慮した製品や有害な化学物質を排除した運営などサステナブルな取り組みを行っています。
HP : https://www.johnmasters-select.jp/
Instagram : @johnmastersorganics_japan
食べることが地球のためになる「竹のガレット」
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食べることが地球のためになる「Earth Cuisine」のプロジェクトより誕生した「Banboo ガレット」
需要低下により竹林が放置され、さまざまな竹害を引き起こしています。
「Earth Cuisine」ではこの竹害を減らす為に「食べる」という新たな用途で、地球を守る取り組みを行っています。パウダー状にした放置竹林の竹と笹を、約24%使用。サクサクとした竹の食感に、笹塩と柚子がアクセントになっているガレットは大人気!ちょっとしたウェルカムスイーツとしても重宝しそうです。
フェアトレード紅茶”Artisan”とstudioCOOCA(スタジオクーカ)のコラボ商品
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オーガニックやフェアトレードの食品を扱う「第3世界ショップ」から発売されているフェアトレード紅茶”Artisan”と、様々なハンディキャップを持つ方たちが活動する福祉施設「studioCOOCA(スタジオクーカ)」とのコラボ商品。華やかなパッケージは、ちょっとしたお返しギフトにもピッタリです!
HP : https://www.studiocooca.com/
Instagram : @studiocooca
■ 第3世界ショップ
HP : https://www.p-alt.co.jp/
Instagram : @thethirdworldshop.co
まとめ
いかがでしたか。
「自分たちらしさ」にこだわりながらも、人や環境に配慮した思いやりのあるウェディングが挙げれたら最高ですよね。
ぜひ参考にして、取り入れてみてくださいね。